今回のインタビューはゲンナイ製薬様です。
ゲンナイ製薬様は医薬品・医薬部外品・入浴剤等の製造・販売をメインに行っております。
今回は代表取締役の上山永生様にお問い合わせをいただいた経緯や、非常に特徴的なデザインの壁面が出来上がった理由、またどうして会社を経営することになったのか、などお伺いしてきました。
画像をクリックして動かすと画像が回転いたします。
【オフィスについて】
Q:今回の移転のきっかけはどういった理由ですか?
上山氏(以下、敬称略):おかげさまで事業が大きくなってきたので、以前のオフィスが手狭になりました。
それでもう少し大きいところに移転しようかなと思ったことがきっかけです。
Q:物件はたくさん見ましたか?
上山:かなり見ましたね。
Q:何件くらい見ましたか?
上山:3件くらい(笑)僕は決めたらメチャクチャ早いんですよ。
最初に見た物件が新築でとてもきれいでした。
でもそこはタッチの差で申し込みが入ってしまったので、入居できませんでした。
ただそれがあって絶対に新築の物件がよかったので、この新築のビルに決めました。
あとは時間の無駄になるからたくさん見るより直感でぱっとみて決めるのが一番いいと思いました。
Q:どうしてヴィスに問い合わせをされたんですか?
上山:それまではとにかく古いビルでしたし、あまり内装をどうしようなど考えたこともなかったのですが、次に移転するときは絶対にきれいにしたいという思いがありまして、ホームページを見てすぐに連絡しました。
Q:その電話をかける基準というものは何かありましたか?
上山:いろんな言葉で検索をしたらいつも上位に表示されていて、ホームページがきれいだったからです。
センスのいいサイトを作っているということはセンスのいい内装するだろうと思い、すぐに電話しました。
Q:第一印象はどうでしたか?
上山:最初から(金谷取締役とお会いして)お互い大阪人だったのでポンポンと話が進んでいった感じです。
お互い考えていることが分かるというか、商売も好きなんで(笑)
普通であれば初対面でいろんな探り合いもあるのでしょうが、「そんなんなしでいきましょうや」という感じでした。
Q:今回のご移転に関しましてコンペされなかったそうですが、しなかった理由はありますか?
上山:もうそれは直感です。
何社か話はしましたが一番初めにヴィスさんとお話をしたときの、目と目を合わせて話した時の感覚です。ここだったら大丈夫という直感ですね。
そもそもコンペしてアイミツを取るのは僕自身があんまり好きじゃないんです。
金額の比較をしたり、同じことをされたらいやだと思いますし。
それであればお互いに気持ち良くいい仕事をするためには御社しかないのでお願いしますというスタンスで行こうという思いでした。
Q:一般的な感覚では価格の比較も重要なファクターだと思いますが。
上山:高いか安いかという判断基準はないです。それは僕の価値観ですね。
はじめの予算に対して、それよりかなり上が来たんです(笑)さすが金谷さん。
できるところまで行こうという感じだと思うんです。それは大阪人だからわかるんですよ。
でも、その内容を見せてもらったら、グッと心が動きましたよ。やっぱりデザイナーの母々野さんもしっかり僕らの要望に答えてくれていて遊び心もいっぱい入っていたので、これはそれだけの価値があると判断いたしました。
高いから止めるのではなくて、高いけどいいものを見せていただいたので、どうしてもこのオフィスが見たいという気になってしまいました。
少しだけ最後に妥協したところもあったんですが、もう全部お任せでお願いさせていただきました。
Q:ヴィスへのオーダーはどういったものでした?
上山:とにかくオフィスに遊び心を入れたかったんです。
例えば僕は野球が好きなのでスタジアム調にしたいとか、どんなことができるかも分からなかったので、いろいろ好き勝手言ったんです。
それはつまり環境ですよね。
やっぱり人に仕事をしてもらう立場なので、仕事をやってもらうには環境が大切だと思うんです。まずは広々とゆったりした余裕がほしいと言いました。
Q:PMとしてはそれを聞いてどうだった?
安河内:表現がアバウトだったので、これをどう具現化していくのか不安でした。社内の打ち合わせでもどうやって提案していこうかと、楽しさ半分不安半分の思いでした。
上山:現実的にはこのビルの申し込みをしなければならなかったので、結構タイトなスケジュールでした。
プレゼンしてもらうまでもかなり短時間でした。それでもすごいいいプレゼンをやっていただきました。
もうそれはすごかったですね。
Q:ヴィスの提案はどういったものでしたか?
安河内:今回、社長には特にお伝えしていなかったのですが、社内コンペみたいな形でプランを制作して、2パターン提案させていただいたんです。
1つ目の案は社長から聞いているお話を単純に具現化しているプラン、もう一つは我々でこういうオフィスがひったりなんじゃないかという"the end of plain office"というコンセプトの プランでした。
上山:そうだ!2つ見せてもらったんですよ。
で、安河内君のプランはちょっとだけ見て、もうこれ以上は大丈夫!って(笑)
もう笑い話ですよ。
Q:プレゼンは弊社にご来社いただいたそうですが、弊社の提案は具体的にはいかがでした?
上山:iPadでムービーを見せてもらいまして、それですごいイメージが湧いたんで、ほんならこれでいきましょかって(笑)
Q:その時点でほぼ決まっていたということですか?
上山:そうですね。すぐに会社に帰ってそのムービーを送っていただいて。
それを社員全員で見て、
「こんなんなるでー!」
「すごいじゃないですか!!!!」って。
社員もメチャクチャ喜んでいましたし、それがうれしかったですね。
Q:すぐにそこで働くイメージは想像できましたか?
上山:それが全く想像できなかったですね。
写真みたいにきれいな3Dでしたから、こういうものができるのかなとは思いました。
ただ、自分たちがこのオフィスで働いているイメージはあまり実感がわきませんでした。どこにもこんな会社ないですし(笑)
工事中には1,2回しか顔は出さないで、あとはお楽しみにって感じでした。
これはヴィスさんを全面的に信頼してました。
Q:このグラフィックはどういう経緯で作られていきました?
安河内:それは設計の母々野が弊社グラフィックデザイナーの岡田と話しながら作っていきました。
コーポレートカラーがあるので、緑は決まっていたのですが、「遊び」を表現するためにどうしようかと考えて、まず迷路の様になっていたらおもしろいんじゃないかという話しがでました。
それが単なる壁面のグラフィックというだけじゃなくオフィス全体でつながっている表現ができれば、コンセプトともマッチしているし、楽しんでもらえるのではないかと思いました。
Q:ある程度出来上がった時点でどうでした?
上山:もっといろいろやりたいことが出てきまして、それも全部対応してもらいましたね。
Q:例えばどういうことを依頼されました?
上山:壁面のグラフィックに会社のロゴマークを隠して入れてとか、僕の部屋は自分の乗っている車のシルエットを入れてくれとか(笑)
僕自身もこうゆう遊び心が好きなんですよ。
自分では実現できないことを全て実現してもらった感じで、大満足です。
あとは阪神ファンなんでジャケットをかけられるところにユニフォームを描いてもらいました。
ジャケットをかけていないときにはタイガースのユニフォームが見えています。
Q:出来上がりを見て、反応はどうでしたか?
上山:まずは会社に来る方々は驚きますね。
「これは会社じゃない」って言います。
僕も家よりも会社にいる時間のほうが当然長いので、ここはほぼ自分の部屋みたいなものですね。
部屋で仕事をしてもらっているような感覚です。
自分の好きなものばっかりを置いて。
もう自分の城です。
Q:製薬会社という業種がら堅い会社の方も来られると思いますが?
上山:来ます来ます。
みなさん驚きますね。「えー!!!!」って。ベタなリアクションですけど(笑)
でもどこもよく似た事務的なオフィスより自慢できるでしょ。
うちの会社はこんなやねんって。
唯一白がベースというところが製薬会社の安心・安全っていうイメージですけど。
Q:名刺のデザインも使っていただきましたが。
上山:住所が変わったので同時に名刺も変えました。同じようにここにも遊び心を入れましたね。
全員の名刺を合わせるとひとつの絵としてつながります。
これもオフィスのデザインに心惹かれていたので、それであれば統一して、さらに遊び心を感じて欲しくなりました。
Q:あとはやり残したことはありますか?
上山:本当は天井もやりたかったですけど、予算オーバーでね。
やるときはまた移転のときかな(笑)
Q:このフラッグとゴルフカップのイメージはどこからですか?
上山:これは罰ゲーム用です(笑)
いつもコーヒーを買いにいくじゃんけんをしてたんで、じゃ、ついでに作ってもらおうかってことになりました。
最初は車が好きなので、標識がほしいという思いはあったのですが、そこから発展してゴルフとセットになりました。
せっかくだから「床にも穴を空けて」とお願いをして、OAフロアだからできましたけど、OAフロアじゃなかったら無理でしたね。
その時は逆にマウンドみたいに盛り上がって穴を空けたでしょうけど(笑)
それも遊び心ですよね。
例えば、非常口のマークの横に吹き出しをつけてほしいってリクエストして、じゃホワイトボードにしましょうってなりました。
さっそく役に立っていますよ。
Q:今後のオフィスについてはいかがですか?
上山:次は甲子園ですね。(笑)
Q:甲子園ですか!?
上山:芝生をつくって球場にしたいです。そんなイメージはありますね。
壁にめちゃめちゃ観客書いてもらわなあかんね(笑)!
ジェット風船とかも大変でしょうけど、僕らは大阪人なんで遊び心+派手で。
【起業するにあたって】
Q:社長は独立する前は会社員だったんですか?
上山:実は30歳になるまで芸人をしていたんですよ(笑)
会社に雇われたことはないですね。ずっと自分でいろいろやっていました。
Q:子供のころからずっと社長をやろうと思っていましたか?
上山:それはないです。
ただうちが自営業だったのでサラリーマンになるという感覚は一切ありませんでした。
もう若いころは好き勝手やっていまして、高校を卒業して何も勉強せんと人を笑かすことだけで30歳になりましたから、もう自分でやるしかないなっていうところですね。
しかし数字で悩んだことはなくて、運もあったし周りの助けもあってこその今なんです。
Q:それは人を寄せつけるところがあるんでしょうか?
上山:経営に関しての才能はまったくないですよ。
それはもういろんな社長さんに「申し訳ない」っていうくらいの気持ちです。
ただ物を売るという「商売」に関しては、大阪人なので根底にあります。根本は理解しているつもりです。人より販売する力はあると思いますね。要は勝てばいいんですよ、全て結果なので。
すごい勉強してても、物が売れなくて赤字になったらだめですよね。結局黒字になればええやろっていう感覚なんですよ。過程より結果です。
Q:いろいろな過程があるので、苦労話をする社長が多いと思いますが。
上山:会社を立ち上げてからの苦労よりも立ち上げる前の苦労のほうが多かったので、昔の苦労が今に役に立ってるとは思います。
会社を作ってからの苦労ももちろんありましたけど、それを誰かに言う必要はないと思うんですよ。
もう自分でもおもろい人生だと思ってます(笑)
↑東日本大震災復興支援のチャリティーオークションで落札されたユニフォーム。